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伝統の和ろうそくを作るハゼの木と木蝋紹介

愛知県岡崎市の最高級和ろうそく製造販売の老舗 松井本和蝋燭工房がお届けする伝統工芸品和ろうそくの材料ハゼの木と木蝋紹介します。

 

[植物学上のハゼノキ ]

【1.ウルシ科及びウルシ属の概要】

 ウルシ科(Anacardiaceae)の植物は世界に70属600種あり多く熱帯から温帯、亜熱帯まで広く分布する。

 種類的には熱帯と亜熱帯に多く熱帯果樹のマンゴー、カシューノキ、ピスタチオ、漆原料木のウルシ、採蝋のリューキュウハゼ、染料のヤマハゼ等、有用植物が多く含まれる。

 双子葉植物、離弁花類で、高木、低木又は藤本はなし、葉は三出または羽状復葉である。花一般に小さい、五数性で放射相称。

  果実は核果で中に1個の種子をもつ。日本にはウルシ属5種、チャチンモドキ族1種が野生している。

【木蝋(純植物性)】

ハゼ実から採取する(ハゼの木の実から搾りとったもの)

原産地:上塗り……和歌山、四国

:下塗り……九州

【性状】

・臭い:特有の臭い

・味:特有な味

・溶性:エーテル、クロロホルム、二硫酸、ベンゼンに溶けやすく、冷アルコールに難溶

・融点:50~55℃

 

 

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